連日涸沢の紅葉時期(9月下旬~10月上旬)の電話を、猛烈な数頂いております。

一年で一番混雑する時期でして、個室、相部屋含め4月の段階で満室となっております。キャンセルなどちょこちょこ出るのですが、すぐに埋まってしまう状況です。

連日、横尾山荘さんとは連絡を取り合い少しでも快適に混乱なく進めていますが、今年は例年をはるかに上回る問合せです。明神地区、徳沢地区、横尾地区共に基本、予約による定員制になっております。

この時期の宿泊に関しましては、また間近になってからお知らせします。

さて、今年もあと2ヶ月を切り最終コーナーに差し迫りました。今年の総括はまだ早いのですが、劇的な特徴をあげるとすれば、相部屋が大人気となりました。

徳澤園と言えば個室。個室が取れなければ、日を変えるか、宿を変えるかという感じでした。山小屋なんだから是非相部屋を楽しく快適に使って欲しいという想いで昨年、今年と相部屋を改装しました。

思惑は当たりこの夏相部屋は大人気。むしろ、相部屋がいっぱいで個室が空くという昨年までは考えられない状況の日もありました。

ありがたい話なのですが、多少問題もあり、昨日もお客様の期待を裏切る形となりました。

部屋自体にクレームを言われたことはほとんどありません。

問題はどの部屋か。相部屋の部屋の指定は出来ません。予約時に希望を言われたら出来るだけそのお部屋にするようにはしていますが、団体様の関係や男女の関係でその時に確約出来ないので指定は出来なくなってます。(例えば16人部屋でその方以外異性だったり、その方以外団体ということがなるべくないように配慮しています)

今年、新しく出来たHotaka。二段ベット方式ですが、上の段も梯子を上ることなく階段であがることが出来ます。内装もこだわり今一番の売り出し中のお部屋です。

団体、男女割などを考慮し、ご予約の早い方からHotakaに部屋割りをしていっております。

もちろん、昨年作ったカラマツ(カラフルなお部屋)も大人気ですが、出来た順番からいうとHotakaの方をプライオリティを上にしています。

さて、その問題とは…。

最近よく雑誌等の取材を受けます。山岳雑誌はもちろん、ファッション誌まで取り扱って頂くようになりました。もちろん、当園のコンセプトをきちんと伝えて頂ける雑誌のみをお受けしていますが、そこに出る写真がどうしてもカラマツの写真が使われます。カラフルで絵になりやすく、インパクトも絶大だからです。

その記事を読んで来られた方は、早めに予約を入れられる。カラマツに泊まりたい。しかし、予約が早いので当日はHotakaになる…。

部屋割りをするのはとても重要な仕事です。声を聞いて、ご年配の方だと感じたら、なるべく下の段になるように。同じ料金を頂くので予約の早い方はなるべく新しいお部屋にお通ししたい。何度もお越しになる常連さんなんかはなるべく前回と違ったお部屋になど、前日にフロントメンバーと何度も練り直し出来る限り平等かつ快適にお過ごし頂けるように気を使っているつもりではいます。

こちらの都合で確約出来ず申し訳ないのですが、希望があればご予約の際にお伝え頂けたら、出来るだけ考慮は致します。

但し、どの相部屋も世界に通用する相部屋を目指して設計、デザインしましたので自信を持ってお勧め出来ます。