平昌オリンピックで大盛り上がりの日本。ウィンタースポーツのメッカ信州からもたくさんのメダリストが生まれました。その中でも、小平奈緒選手。相沢病院所属で話題ですが、相沢病院のすぐ近くに住んでいる私たちもとても誇らしく思います。その相沢病院は、上高地とは切っても切れない関係の病院で、上高地、北アルプスで緊急搬送される方の半数は相沢病院に送られます。高度医療の充実した巨大病院です。県外の方はお世話にならないことが一番なのですが、万が一の際も、このような心の広い病院があることも上高地の一つの魅力だと感じました。

さて、シーズンに向けて色々と騒がしくなってきました。この時期は、旅行会社さんやスポーツメーカーさん等との打合せがあるのですが、先日フロントの栗ちゃんを引き連れ新しい打合せに行ってきました。

今の観光業で、無視できない存在。というか今や中心となりつつある外国人旅行者。当園でも、年々増えています。どこの国の方が多いというのはなく、本当に世界各国から徳沢までいらしています。

但し、ここは山の中。ただでさえ異国の地で分からないことが多い日本。その中でも、不便な場所の当園など異国の中の異国でしょう。情報もあまりない中で、当園に来てみたいという問合せを日々貰います。

当園をご利用頂く外国人の方は、本当に日本が好きで、いわゆる不良外国人や爆買い外国人などではない外国人です。日本アルプスの素晴らしさをぜひ味わって欲しいと思うのですが、勝手が分からない中ですので質問も多く、予約までのプロセスがとても長くなります。また、時差の関係で、質問されてから、こちらが答えて、また質問が来る、そんな事をやっていると数日たってしまいます。

また、言葉の壁もあり誰にでも出来る仕事でもありません。

そんな悩みを解消すべく新しいサービスの打合せです。

AI(人工知能)に徳澤園の情報を与えておいて、LINEのような感じで質問を受け、瞬時にAIが答える。そんなサービスがあります。しかも、4ヵ国語対応です。食事のこと、アクセスのこと、見所など情報は様々です。分からない質問は、一度人を介するのですが、一度人を介した情報は構築され次以降に生かされる。

長野県にこのサービスを普及させたい意図と我々の悩みとが一致し5月より試験的にホームページで使えるようにする予定です。

とても便利な機能ですので日本人にもと思いますが、日本語は一番難しくまだまだ改良が必要だということです。

話を聞いていると、英語の苦手な私でも、これから先英語は必要ないのでは?と嬉しい気持ちにもなりましたし、フランス語でもスペイン語でも対話出来る日は近いと思いました。それにしても、遂に山の中にもAIに頼る日がこんなに早く来るとは…。

私の妻(若女将)の名前は藍と言います。私生活では藍に頼りきり。仕事ではAIに頼りきり。これから二人のAIに頼って生きていこうかと思います。

追伸
ゆっくり子供達と過ごせる時期も1ヶ月程となりました。時間が許す限り遊んでいます。最近、息子のお気に入りはゲームセンターにある車を運転する100円ゲーム。ご褒美に連れて行っていたのですが…。

ぬいぐるみを取るクレーンゲームに私がはまってしまいまして…。

昔から、何かを極めることは苦手なのですが、人よりコツを掴むのは早く。

息子が好きなミニオンを取ることばかりを考えていたら、瞬く間に名人級に。

もう取ってこないで!AIに呆れられています。