天候に振り回された秋山シーズンも終わりを迎えようとしています。

春から入ってきたスタッフたちもこの時期になるとようやく一人前になります。

夏までは、見ていてハラハラドキドキの連続。心配性の私は気になってしょうがない。

しかし、秋になると逞しくもなり、ほっておいても無難にこなせるようになります。

ようやくこの時期になるとお客さんとゆっくりお話が出来る時間ができます。

雨続きで今年の紅葉はいまいちだったという方もいましたが、常連のT様。今年も涸沢に2週間こもり写真を撮ってきてくれました。

涸沢の紅葉のレベルは世界級だと思います。

これでいまいち?とは思えません。

キャンプ場の名物かつらの木も見事な黄金色になりました。

食堂前に人だかりが出来ていました。

厨房スタッフが、今年最後の松茸があまりに立派だったので飾ったみたいです。

こちらは個室のお客様にお出ししている地元産松茸ですが、今年は大豊作でした。

皆様にお出しするときには、小さくなってしまいますが、元はこんなにも立派です。

節目節目で当園でお祝いをしてもらっている常連のN様。聞けば、喜寿と金婚式を兼ねて北穂高を目指しました。

生憎のお天気で登頂は断念されましたが、お祝いという事で厨房が本気を出しました!

50年前に二人で歩いただろうバージンロード。その先ある金の山を目指し、一歩一歩刻まれた足跡を秋の落葉で表現したサプライズデザート!

山と共に歩いた幸多き人生が表情に現れる、スタッフたちも憧れる、本当に素敵なご夫婦です。

シーズン終盤にきてほっこりする出来事が増えてきた徳沢の秋です。

追伸
このような演出なのですが、毎回出来るわけではございません。

気まぐれな天気でキャンセルが出て、天気より気まぐれな私がお話を聞き、私より気まぐれな女将に伝えて、女将より気まぐれな弟シェフが作り、気は確かなのかを確認したスタッフが祝う、当園名物の気まぐれ演出になります。

童話「大きなかぶ」のような行程が必要になりますので、ご予約は出来かねます。