上高地 徳澤園のブログ

月: 2019年2月

見本市

冬が終わったような暖かい陽気の信州です。今年はこのまま春を迎えてしまうのでしょうか?

外出時でも、冬のコートだと蒸し暑く、松本市内から見える北アルプスの山々の雪もどんどん少なくなっています。

日々、変化をする自然と共に、旅館業界も日々進化をしています。

人手不足や外国人対応、仕事の効率化など問題も抱える観光業は国も認める一大産業です。

先日、スタッフたちと東京で開かれたホテルレストランショーという見本市に行って来ました。

東京ビッグサイトで毎年行われる見本市。日本中から観光業に携わる人々が集います。

 

家具、調理機材、食材、食器等ありとあらゆる企業が出展しています。

1日で見て回ることなど到底出来ない規模ですが、スタッフたちも興味深く回りました。

今年の流行りもやはりインバウンド。それは予想出来たのですが、今年はもっと具体的、実用的な商品が目立ちました。例えば、翻訳機。あと、数年たてば英語をしゃべる必要がなくなるのではないかと思われるほど完成度が高くなっていました。

そして、もう1つはキャッシュレス関係の端末です。日本人は、現金を好みますが、外国人はクレジットを始め、マネーガードを好みます。日本でも、最近100億円キャンペーン等話題ですので、キャッシュレスは加速しそうでして、近い将来また当園でやるのかやらないのかの苦渋の選択を迫られそうです…。

興味深い商品と、観光に携わる人が日本中にこれだけいるのかという刺激を受けました。

 

追伸

シーズン中はなかなかスタッフたちと一緒に東京に行く機会もありませんので、今回は奮発して東京帝国ホテルに宿泊しました。

日本を代表する帝国ホテルは、東京、大阪、そして上高地にしかありません。

いつかスタッフたちに刺激になれば泊まらせてあげたいと思っていました。

ホスピタリティー、ホテルの設備、品格など見本市以上に刺激を受けてくれたみたいです。

夜には、この時期東京で過ごしているスタッフたちも銀座に集合。久しぶりに楽しい夜となりました。

 

限定販売

お久しぶりです!

フロント兼みちくさWEB SHOP店長のくりです。

みなさま、いかがお過ごしでしょうか??

 

本日は皆様に新商品のご案内とご紹介です!

 

本日より、みちくさWEB SHOP ( https://tokusawaen.stores.jp )限定で、佐野養蜂園さんで採れた「秋花はちみつ」を販売いたします!

 

そばの花を中心に萩などの秋の花の花粉から採れたものなのですが、アカシアはちみつの100分の1ほどしか採れない幻のはちみつだそうです。しかもこの時期のみの期間限定。

 

見た目は透明感のある深い黒褐色。

気になるお味は、黒糖に近く、甘さの中に少し独特な苦味があり、コクのある深い味です。

料理に使ったり、お菓子の隠し味や、コーヒー、紅茶に入れたりなど、オススメです。

 

春花はちみつやアカシアはちみつとは違い、ほんとーーーーにクセの強いはちみつです。ダメな人はダメなクセの強さになります。

 

期間限定、数量限定なので、まとめてご購入されたい方もいらっしゃるとおもいますが、秋花のはちみつ(そばはちみつ)を初めてお召し上がりいただく方は、まず一つご購入して味を判断されてからをオススメいたします…。

 

食品のため、返品、交換はできかねますので、ご了承くださいませ。

 

※そばの花粉が入っている場合がございますので、そぼアレルギーの方はご注意下さい。

 

冬ごもりする蜂さんたちが、シーズン終わりに一生懸命集めてくれた希少価値の高いはちみつ。

みなさま、いかがでしょうか?

 

P.S あと、多くのお客さまよりご要望頂いておりました、保温ボトルも数量少なめですが、WEB SHOPにて販売いたします。

こちらも色味が違ったなどの、返品交換は不可となりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。

 

みちくさ WEB SHOP 店長  栗山

スーパースタッフ

相も変わらず、今週末も子供達とスキーに行って来ました…。

先日受けた健康診断で運動不足を指摘されましたので、運動するには丁度いいのですが、スキーって果たして運動なのでしょうか?板の上に乗ってその場で体重移動しているだけなので、ほとんど運動していない説もよく耳にします…。

そんな休日とは反対に平日はバタバタと今シーズンに向け動いています。

一気に書くとミチクサ更新をしなくなりますので少しずつ紹介していきます。

今一番悩んでいるのはスタッフです。当園も働き方改革で今年から大きく変わります。勿論、半年の営業ですが、有給休暇をもうけたりする予定です。

しかし、これはうちを含め山小屋全体の問題ですが、どこもスタッフはなかなか増やせません。何故なら、寮に制限があるからです。

でも、やらなきゃいけない…。

そんなわけで、新しいスーパースタッフを迎え入れようとしています。

それは、この方です…。

有給休暇はもちろん、休憩や休暇もいらないスーパースタッフです。

働いてもらうのは比較的安いのですが、来て頂く移籍金がびっくりする金額で躊躇していましたが決断致しました…。

なるべく、機械には頼りたくないと思っていましたが、どうやりくりしても回らない。仕事が楽にならない。

苦肉の策ですが、今年からこの方たちにも一緒に働いてもらおうかと思っています。

お客様からしたら、確実に正確にスピーディーに注文がくるというメリットもあります。

ただ、自動券売機が無造作に置かれているのは、私の性格上できません。

いつもの大工さんチームに集まってもらい、写真を撮りたくなる、流行りのインスタ映えする自動券売機に加工してもらいます。

山だからというのは既に無くなってしまった時代の変化に、戸惑いながらも進めていこうかと思います。

大切なお客様へ

当園の一年は、この予約開始日の2月1日から始まります。毎年のことですが、前日はワクワク、ドキドキが10%。残り90%は不安でしょうがないのが本心です。

 

お客様から指摘があったところやスタッフからの提案を受け、少しずつ手を加え、より皆様の山行が快適で思い出深いものになれるように目指して参りました。

私たちの思いが皆様に十分伝わったかどうなのかまだ分かりませんが、ここ数年予約開始日には本当に多くのお電話を頂けるようになりました。

当日は電話機を増やし、スタッフも揃え、なるべくスムーズに正確に予約を受ける体制で臨んだのですが、それを遥かに上回るお電話。

インターネットで予約ができる時代です。勿論、当園でも常に議題にあがる案件ではあります。当園の雰囲気や部屋のテイストだけでお申し込みされるお客様もいらっしゃいます。電話で直接お話をさせて頂いて、当園を過大評価され、出来えないサービスを期待されているのではないかと思われるお電話もございます。

しかし場所柄、全てのお客様に歩いてきていただかなければならない事。下界の暮らしと勝手が違ってくることなど、ご説明しなければならないことも多数ございます。
皆様の大切な休日をここで過ごしていただくうえで、事前にご納得、ご理解の上お越しいただくこと。

 

これも大切なサービスだと考えます。

 

小さな携帯スクリーンの活字を読み、雰囲気よく撮れたお部屋の写真を参考にメールを送信する。

 

確かに効率的ではありますが、まだまだ当園は、人の声を聴いて、人の声でお答えする。不必要な情報を活字で説明するよりも、お客様の声の特徴を感じ、必要だと感じたらアドバイスをさせて頂く。そんなアナログ対応でのサービスから脱皮できません。

 

そんなこともあり皆様にはご不便をお掛けしましたが、初日に頂くお電話で私たちはとても大きな気持ちを頂きました。 そして、皆様には感謝の言葉しか御座いません。

 

当日の山行が楽しいもので、私たちのお手伝いがより思い出深いものとなりますように。

そして、来年も2月1日に皆様の声が聞けるよう、スタッフ一丸となってお迎えしたいと思います。

 

本日は、本当に電話の繋がりにくい中、辛抱強くお電話を頂きありがとうございました。

2019年2月1日 深夜